地域貢献への一歩:学術と実践の融合

相模原市獣医師会は、麻布大学と地元相模原市での獣医療発展、人材交流などを目的として、包括協定を締結しました。

この新たな協定は、2024年1月18日に正式に決定し、現場に根ざした教育と研究、さらには人材の交流を促進し、学術の発展と共に社会への貢献を目指しています。

麻布大学 包括協定

私たちの生活に欠かせない動物たちの健康を守るため、特に小動物医療と看護の質を高めることがこの協定の核心です。麻布大学では、動物看護の専門家を育成する新学科を2024年春に開設。これにより、細やかなケアを可能とする愛玩動物看護師の育成が進み、業界の手厚いサポートが期待されています。この協定により、新学科への貢献も期待されています。

ただ学ぶだけではなく、実際に手を動かす実践学習に重点を置く麻布大学は、相模原市獣医師会の協力のもと、会員病院での実習や見学を通じて学生たちの経験値を高めることが出来ます。この経験を通して、学生たちは教室だけでは得られない貴重な知識を身に付けることができます。

本協定では、人材交流も重視しており、獣医師や愛玩動物看護師、教員、実務家、学生といった様々な立場の人々が集うことで、知識と経験を共有し、新しいアイデアを育む環境を作り出したいと考えています。

また、共同での研究や教育プログラムの開発にも力を入れ、両者の施設や設備を最大限に活用して、獣医学のさらなる進歩と実務スキルの向上を目指します。

この提携は、単に学問の進歩にとどまらず、地域の動物たちの健康を守り、それが私たちの生活の質の向上にもつながるという社会全体への大きな一歩です。また、市民に向けたセミナーや動物愛護活動を通じて、より豊かな共生を目指していきます。

相模原市の獣医学が新しい時代を迎えようとしています。学術の進化と共に、人と動物が共に生きる社会の形も新たな展開へとつながるように、今後とも両団体をよろしくお願いいたします。


タウンニュース:https://www.townnews.co.jp/0301/2024/02/01/718124.html

1/26:読売新聞

2/3:朝日新聞

でも紹介されました。